寿命たんぱくとは

「寿命たんぱく」とは世界で始めて、米村勇医学博士・岡野照生化学者を含む3名の医学博士と1名の生化学者が十数年の研究により発見した貴重なたんぱく質です。基礎実験及び動物実験の結果、「寿命たんぱく」は生物の寿命を延ばすことが裏付けられました。
この研究結果は学会及び論文で発表され、このすばらしいたんぱく質を「寿命たんぱく(JP)」と命名しました。「寿命たんぱく」は生物の幼少期のほんのわずかな期間にのみ作られる大変希少なたんぱく質です。
米村博士らは「寿命たんぱく」と「その抽出方法」の特許を取得しました。
(特許名称:寿命を決定するたんぱく質およびその単離方法、特許番号:2073293号)
プロワン・ドッグにはミツバチから抽出したこの寿命たんぱくを配合しています。

寿命たんぱく「寿命たんぱく」の希少性

はちみつ、ローヤルゼリー、プロポリスなど、ミツバチが作り出す副産物は私たちの生活にも親しみ深く、その効果は周知の事実です。
また、漢方薬の原典ともいえる明の李時珍の薬物書「本草綱目」にも「蜜蜂子」として登場し、『人体を光沢にし、顔色を良くし、老衰せず、身を軽くし、気を益し、心腹痛や黄疸にもいい』とその薬効が記載されています。

プロワン・ドッグはミツバチのさなぎから抽出された「寿命たんぱく」を使用しています。
ミツバチのさなぎ10kgから寿命たんぱくは約1gしか抽出できません
いわば、1/10,000の割合でしか抽出できないのです。

例えば、同量のミツバチから
はちみつ なら 1 抽出されるとすると、
ローヤルゼリー ははちみつ 1/100 しか抽出されません。
寿命たんぱく  ははちみつ 1/10000しか抽出されません。
また、生物が作る「寿命たんぱく」の量は個体によって異なり、一定の量を抽出するのが大変な成分です。

寿命たんぱく寿命遺伝子発見

古くから、遺伝の研究は、何世代もの遺伝的変化を比較的短時日で調べることができ、一度に多くのデータを得ることが可能なキイロショウジョウバエによってされます。
そこで、ショウジョウバエの寿命を調べると、生後約35日で死亡するハエ、約45日で死亡するハエ、約55日で死亡するハエと死亡時期が3つに分かれていることに気づきました。
そこで、「遺伝子が寿命を決定する」という仮説を立て研究を続けました。
これを証明するために13世代にも及ぶ兄妹交配を行い、遺伝子が95%同じ純系の短命系統(約30日)、及び長命系統(約60日)を作り出しました。そしてその結果、雑種のハエでは家系によって寿命パターンが異なっているのに対し、純系のショウジョウバエではどの両親から生まれたハエでも皆同じ寿命になることが判明しました。つまり、遺伝子によって寿命が決められるという仮説が実証されたのです。

遺伝子の役割の解明

寿命を決定する遺伝子は3種類あり、この寿命遺伝子が生命の長さを決めています。
(1) 常染色体の上にある寿命遺伝子(常染色体性寿命遺伝子、A1とA2)
(2) X染色体の上にある寿命遺伝子(X染色体性寿命遺伝子、X1とX2)
(3) 核外寿命遺伝子 (ミトコンドリア寿命遺伝子、E1 と E2)
この3種類の遺伝子の様々な組み合わせと寿命の関係を調べた結果、下記のようなことが判りました。

(1) A1とA2
これらの寿命遺伝子は寿命の長さのベース(下図のオレンジ色で示されている基本寿命)を決める遺伝子です。これらの遺伝子は両親から1個ずつ遺伝されるので個体はA1A1、A2A2、A1A2のように2個ずつの組になった形で持っています。A1しか持たない個体 (A1A1)は短命で、A2だけを持っている個体 (A2A2)は長命になります。また、A1とA2の両方を持っている場合 (A1A2)はA2が優性なので長命になります。しかもこの場合、A1A2には雑種強勢が起こってA2A2よりも更に長命になります。

(2) X1とX2
これらの寿命遺伝子は基本寿命 (A1A1, A2A2, A1A2)に付随して寿命を更に延ばす役割があります(下図の緑色で示されている部分。淡い緑色はX1の作用、濃い緑色はX2の作用)。X1やX2はX染色体上にあります。X染色体はY染色体と協力して性別を決定する役割があり、XYは雄 (♂)、XXは雌 (♀)となります。雄はX染色体を1個、雌は2個持っていることが寿命に性差ができる原因です。
X1はA1A1に付随すると寿命を5日間延ばし、A2 (A2A2, A1A2)に付随すると7日間延ばすことが判りました。雌はX1が2個あるので1個しか持たない雄より長命になります(寿命の性差)。
X2はX1の3倍の延命力があり、A1A1に付随すると寿命を15日間延ばし、A2 (A2A2, A1A2)に付随すると21日間延ばします。X2は1個(雄)でも2個(雌)でも延命量は同じで性差は起こりません。
X1やX2が脱落したX染色体も出現します。染色体上の1部の遺伝子の脱落を欠失と言います。この場合X1、X2の効果が受けられず基本寿命だけ (A1A1, A2A2, A1A2)になります。

(3) E1とE2
これらの核外寿命遺伝子は細胞質中のミトコンドリア内にあります。精子のミトコンドリアは受精時に排除されるため、これらの遺伝子は父親からは遺伝されませんが、卵子にもともとあったミトコンドリアつまり母親の核外寿命遺伝子だけが子に受け継がれます。
E2と呼ばれる核外寿命遺伝子は本来A1やA2が決定する寿命遺伝子の形質(寿命の長さ)を邪魔して、全て短命にしてしまう特質を持っています。E1はそのような性質を持ち合わせていないため、A1・A2、X1・X2が決めた寿命の長さがそのまま個体の寿命として反映されます。

 

寿命たんぱく寿命たんぱく発見

「寿命たんぱく」発見!
遺伝子の仕組みを解明した後、寿命遺伝子が作っている蛋白質について研究を行いました。短命種と長命種の羽化直後の成虫から蛋白質を抽出して比較すると、短命種より長命種により多く存在していることがわかりました。
羽化直後の短命系、長命系それぞれのショウジョウバエから抽出した蛋白質を電気泳動法で分解すると、77kDa(キロダルトン,分子の大きさの単位)の蛋白質の量に大きな差が見られます。
この77kDa蛋白質は短命系の体内には羽化後24時間以内しか残存しないのに対し、長命系の体内には3日以上残存します。77kDa蛋白質の残存時間・抽出量が寿命の遺伝様式と一致すること、長命系統のハエから抽出した77kDa蛋白質をハエの成虫に与えると寿命が延びることから、この蛋白質は寿命遺伝子が作り出す蛋白質であると考えられ、「寿命たんぱく」と命名しました。「寿命たんぱく」は学会でも発表され、1996年に「寿命たんぱくとその抽出法」の特許を取得しました。

 

寿命たんぱく寿命たんぱくの効果

寿命たんぱくの延命効果
寿命たんぱくを用いたマウス実験を行ったところ、寿命たんぱくを食べさせなかった対照群は450日までに100%死亡したのに対して、寿命たんぱくを与えた群は450日を越えても100%の生存率を示した。従って、寿命たんぱくには寿命延命効果が認められることが裏づけされた。

寿命たんぱくの致命疾患抑制効果 
また、上記の実験での寿命たんぱくを与えていない群の死亡原因の大半が、肺炎などの感染症、癌である。それに対し、寿命たんぱくを投与群は450日を越えても100%の生存率を示していたことから、寿命たんぱくは致命的疾患の発生、進行、増悪を強力に抑制したことになる。

 

寿命たんぱくの脳神経細胞生存促進作用 
マウスやラットの胎児の脳の組織を数日間培養した。培養液に少量の寿命たんぱくを加えておくと加えないものに比べて多くの神経細胞が生き残っていた。
これは寿命たんぱくが既に分化し終わった寿命ポテンシャルを変更する機能を持つという個体レベルでの結果を細胞レベルで裏付けている。また、寿命たんぱくは痴呆を抑制する効果があることも考えられる。

 

寿命たんぱくの老化抑制作用 (活性酸素抑制作用) 
寿命たんぱくを用いてマウスの酸素消費量を測定した。
寿命たんぱくを摂取しなかった群と比較し、寿命たんぱく摂取群の酸素消費量が著しく低下していた。すなわち、寿命たんぱくは活性酸素を抑制する効果があるといえる。活性酸素は老化を早めるものであり、抑制することによって健康、若々しさの維持へと繋がり老化を抑制すると言われています。